こんばんは。
9月26日(金)、9月27日(土)、9月30日(火)に行われました秋季リーグ戦対関西大学を振り返ります!
<9月26日(金)第4節 関西大学 1回戦>
好機をものにできず、今季初黒星。
四連勝の勢いそのままに迎えた関大戦。首位を争う宿敵・立命館に競り勝つためにも負けるわけにはいかない今試合、一回表に一死から堀内が失策により出塁するも、牽制死により二死走者なし。続く打者も左飛に打ち取られ、先制攻撃とはなりません。
先発マウンドを任せられたのは、今季飛躍を続け絶対的エースへと成長した本田(4・敦賀気比)。一死から二連続安打を許すも、後続を中安打と空振り三振に抑え込みます。しかし二回裏、先頭打者に左安打を許すと続く打者の三ゴロの間に一塁走者が進塁し、一死2塁とピンチを招きます。八番打者にも左安打を放たれ一死1・3塁とされると、遊ゴロにより三塁走者が生還し1点を先制されます。

【写真:今季3試合目となる先発マウンドを託された本田】
すぐさま取り返したい同志社は三回表、先頭打者の影山(2・桐蔭学園)が一内野安打により出塁すると、辻井(3・京都国際)が犠打を決め一死2塁とします。二死2塁から大井(3・浜田)が中安打を放ち、二塁走者が三塁を回り本塁を狙いますが、相手中堅手の好返球に阻まれ、ホームを踏むことができません。しかしその裏、二番からの好打順でしたが、本田が見事三者凡退に打ち取り、立て直します。
そして四回表、一死から牧原(3・東山)が左安打は放ち出塁します。しかし、後続が併殺打に打ち取られてしまい、流れを掴むことができません。四回裏も本田の好投が光り、三人で攻撃を終わらせ、攻撃へリズムをつなぎます。ですが強敵を前に打撃が振るわず、無得点で五回表までが終了します。その裏、先頭打者に本塁打を許し、点差を2点に広げられます。

【写真:左安打を放つ牧原】
なんとか追いつき勢いをつけたい後半六回表、先頭打者の辻井が右安打を放ち出塁します。しかし後続が倒れ、ここでも得点とはなりません。そして六回裏、先頭打者に右安打を放たれると、盗塁を許し無死2塁とされます。そして二ゴロにより三塁へ進塁すると、五番打者の二ゴロの間に生還し、さらに1点を失います。

【写真:右安打を放ち笑顔を見せる辻井】
七回表、先頭打者の牧原が四回表に続き左安打で出塁するも、続く打者の併殺打により二死走者なしとなってしまいます。しかしここでルーキー齊藤(1・報徳学園)が左三塁打を放ち悪い流れを断ちますが、後続が捕邪飛に打ち取られチャンスを生かすことができません。七回裏、内山(1・仙台育英)がマウンドへ上がります。先頭打者に左安打を許し、さらに犠打により一死2塁のピンチを招きますが、後続を空振り三振と二ゴロに打ち取る冷静なマウンド裁きを魅せます。

【写真:左三塁打を放ち塁上でガッツポーズをする齊藤】

【写真:二回無失点の好リリーフを魅せた内山】
そして八回表にも二死から代打北田(3・天理)が中安打で出塁すると、大井が四球を選び二死1・2塁とします。しかし続く打者が空振り三振に抑え込まれ、この回も得点圏に走者を進めるも得点に至らず、本塁が遠のきます。

【写真:代打で中安打を放った北田】
3点ビハインドで迎えた最終回、一死から代打西川(1・広島新庄)が四球により出塁しますが、後続が絶たれ、試合終了。
相手投手の好投を前に、打線がつながらず、悔しい今季初敗戦となりました。
<9月27日(土)第4節 関西大学 2回戦>
終盤に2本の本塁打が飛び出し、流れを一変...!劇的サヨナラ勝利!
2回戦で勝利を収め、なんとしてでも3回戦に持ち込みたい同志社。先発のマウンドに昨春からチームを支えるエース橋本(裕)(4・浜田)が向かいます。初回を三者凡退に抑え、上々の立ち上がりを見せます。

【写真:先発のマウンドに上がった橋本(裕)】
後攻の同志社は、先頭打者の大井(3・浜田)が放った打球がショートへの高いバウンドとなり、持ち味のスピードを生かして出塁に成功します。二死1塁から大井が盗塁を仕掛けますが、惜しくも盗塁死となります。
試合が動いたのは三回表。一死から二連打を浴び、一死2・3塁のピンチを迎えると続く三番打者に左適時打を放たれ1点を先制されます。一死1・3塁から四番打者がセンターへ打ち上げた打球が犠飛となり、更に1点を追加されます。
四回表、先頭打者に左安打を許すと、続く打者が放った打球が左翼手の頭上を越える左二塁打となり、無死2・3塁と再びピンチを迎えます。続く七番打者が放った打球に二塁手の堀内(4・天理)が飛びつき本塁に送球しますが、惜しくも間に合わず追加点を許します。無死1・3塁とピンチは続きますが、後続を抑え最少失点で切り抜けます。
前半戦で反撃したい同志社ですが、相手投手の好投を前に五回をわずか1安打に抑え込まれます。
六回表、先発の橋本(裕)に代わり五回からマウンドに上がっている財原(4・明豊)が続投します。先頭打者が捉えた初球は左翼手の頭上を大きく超える本塁打となり、0-4とリードを広げられます。しかし、その後は落ち着きを取り戻し、走者を背負いながらも二者を見逃し三振に抑え追加点を与えません。
六回裏、一死から代打にリーグ戦初打席となる阿部(1・國學院久我山)が送られます。持ち味の粘り強さと俊足で流れを変えたい場面でしたが、空振り三振に抑えられ出塁とはなりません。続く大井が四球を選び、この日3度目の出塁に成功します。続く打席に代打西川(1・広島新庄)が立ちます。一塁を駆け抜けるも、相手の好守に阻まれなかなか得点圏に走者を置くことが出来ません。
反撃の口火を切ったのは七回裏。先頭の代打中森(4・大阪桐蔭)が放った打球はレフトスタンドへ飛び込む本塁打となり、リーグ戦初アーチを描きます!さらに知念(4・沖縄尚学)が左安打で続くと、齊藤(1・報徳学園)が初球をセンターへ運び、無死1・3塁のチャンスを作ります。続く北田(3・天理)の一ゴロの間に三塁走者が生還し、さらに1点を返します。勢いに乗りたい同志社ですが、後続が抑え込まれこれ以上の追加点は奪えません。

【写真:流れを変える一発を放った中森】
今季、存在感を放つ内山(1・仙台育英)が七、八回を無失点に封じ、この日も堂々たるピッチングを披露します。
八回裏、一死から大井が中安打を放ちまたもや出塁に成功します。二死1塁から中森が四球を選び、二死1・2塁と好機を広げます。ここで知念が右適時打を放ち、4-3と1点差に詰め寄ります!相手投手が代わったところで、齊藤が初球から果敢に攻めますが、一ゴロに倒れ同点とはなりません。

【写真:3安打、2四死球とこの日全出塁の活躍を魅せた大井】
九回表、内山に代わり1回戦で先発を務めた本田(4・敦賀気比)が登板。先頭打者に左安打を許すも後続を三人で断ち切り、最終回の反撃へ望みを託します。
1点を追いかける九回裏、期待のかかる場面で一死から影山(2・桐蔭学園)が確信の一発となる左越え本塁打を放ち、土壇場で同点に追いつきます!!後続は抑え込まれるも延長戦にもつれ込む熱戦となります!

【写真:九回裏、同点となる本塁打を放った影山】
十回表、本田がこの回も無失点で切り抜け、裏の攻撃へ勢いをつけます。
土壇場で追いつき、勢いに乗る同志社。迎えた十回裏、先頭打者の大井がライトへ打球を放つ間に瞬足を飛ばし、2塁を陥れます。続く途中出場の大橋(2・金光学園)は絶妙なバントを三塁線上に転がし、見事にフィールド内に入りバントヒットで無死1・3塁とサヨナラの好機を迎えます!続く中森は申告敬遠で歩き、満塁となった場面で代打長尾(4・敦賀気比)が打席に立ちます。初球をショートへ放つと、その間に俊足の大井が本塁へ滑り込み、遊適時内野安打で劇的なサヨナラ勝ちを飾りました!

【写真:絶妙なバントで場内を沸かせた大橋】

【写真:サヨナラ打を放ち喜びを見せる長尾】
抑え込まれた序盤から一転、劇的なサヨナラ勝利で試合をひっくり返し、勝負は3回戦へもつれ込みました!
<9月30日(火)第4節 関西大学 3回戦>
終盤の打線のつながりが勝利を呼び込み、勝ち点3を獲得!
負けると優勝から大きく遠ざかる3回戦。1回戦で完封負けを喫した投手との再戦に燃える野手陣は初回、一死から牧原(3・東山)が左安打を放ち出塁します。続く中森(4・大阪桐蔭)の二ゴロの間に一塁走者が進塁し、二死2塁と得点圏に進みますが、後続が空振り三振に抑え込まれ先制点とはなりません。

【写真:試合前円陣でチームを盛り上げたムードメーカー木下(大)(2・天理)】

【写真:左安打を放ちポーズを決める牧原】
同志社の先発は、本田(4・敦賀気比)。1回戦の悔しさを晴らすべく、マウンドへ上がります。先頭打者に右二塁打を許しピンチを招きますが、続く打者がバントを試みると、投手前に転がった打球を本田が冷静に処理し三塁へ送球。見事タッチアウト!そして一死1塁から三番打者を空振り三振、四番打者を右飛に打ち取り、ピンチを脱します。
二回表、どの打球も当たりは良かったもののヒットゾーンに運べず、三者凡退で攻撃を終えます。その裏、先頭打者を141km/hの真っ直ぐで見逃し三振に抑え込むと、後続も完璧に打ち取ります。先制したい同志社ですが、三回・四回もそれぞれ三人で攻撃を終え、流れを呼び込むことができません。四回裏、先頭打者に二内野安打を許すも二ゴロと併殺打に抑え込み、この回わずか8球で攻撃を封じ込みます。本田の好投に応えたい打線ですが、五回表も三者凡退に終わります。
0ー0のまま迎えた後半戦。なんとか流れを変えたい同志社は、二死から2回戦で土壇場に同点に追いつく本塁打を放った影山(2・桐蔭学園)が打席に立ちます。流し打ちで見事右翼手の前に打球を運び、さらに守備の乱れを見逃さず、すかさず二塁へ到達します。初回以来のチャンスを作りますが、続く打者が空振り三振に倒れ、得点には至りません。六回裏、先頭打者を本日六つ目となる三振に抑え込むと、後続も三ゴロと一ゴロに打ち取り、好投球を続けます。

【写真:今試合も二安打の活躍を見せた好調の影山】
均衡を破ったのは七回表。中森がフルカウントから見事四球を選ぶと、続く知念(4・沖縄尚学)が犠打を決め、一死2塁とします。そして五番齊藤(1・報徳学園)が5球目を引っ張り、一塁手の右を抜ける右適時三塁打を放ち、1点を先制します!続く辻井(3・京都国際)も遊撃手の横を破る左適時打を放ち、1点を追加します。八回表も、一死から本田が四球により出塁すると、影山が二安打目となる左安打を放ち、一死1・2塁とチャンスを拡大します。そして牧原の犠打により二死2・3塁とすると、続く中森が右適時打を放ち、一気に二塁走者も生還し、2点を追加します。

【写真:右適時三塁打を放ち塁上で喜びを爆発させる齊藤】

【写真:左適時打を放つ辻井】
4点リードで迎えた最終回。九回裏のマウンドにも本田が上がります。二者連続安打を許し、二番打者の犠飛により1点を許しますが、クリーンナップを右飛と三飛に見事打ち取り、試合終了!

【写真:完投勝利を収めガッツポーズをする本田】
110球の熱投が実を結び、本田が自身初となる完投勝利を記録。さらにリーグ最多となる4勝目を挙げました!
次戦は、
10月4日(土)
対近畿大学 1回戦 於:ほっともっとフィールド神戸
10時30分試合開始
10月5日(日)
対近畿大学 2回戦 於:ほっともっとフィールド神戸
13時30分試合開始
となっております。
マネージャー 山川愛実
中條玲音