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2018年4月アーカイブ: 同志社大学硬式野球部ブログ

2018年4月24日

苦戦を強いられた京大戦

こんばんは。

4月も後半に差し掛かり、ようやく上着が必要ない暖かい気候が続き、夏に向けて徐々に肌が焼けている選手が多く見受けられます。

4月21日(土)から23日(月)にかけて行われました、春季リーグ戦第三節対京都大学戦を振り返りたいと思います。


<4月21日(土) 第三節 京都大学 一回戦>

右投手を多く擁する京大に対し、リーグ戦初スタメンとなる俊足を活かしたプレーが持ち味の工藤(3・同志社国際)を一番に置き、辻(4・履正社)を三番に置くなど大幅に打順を入れ替えたスターティングメンバーで挑みました。

そしてこの日の先発を任されたのはやはりエース福島(孝)(4・大阪桐蔭)。

一回裏、先頭打者に四球を与え塁を許すと相手三番の強打者に左前安打を浴び、いきなり一死1・3塁のピンチを背負います。すると四番打者の内野ゴロの間に一点を許し、先制をされてしまいます。

一点ビハインドで迎えた五回表、足立(3・八戸学院光星)が公式戦初安打となる二塁打を放つと、福島(孝)が中前へ適時打を放ち同点とします。

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【写真:公式戦初安打を放つ足立】

さらに六回表、辻(4・履正社)が左前安打で出塁し盗塁を決め、前田(4・福知山成美)が犠打で送り二死3塁と逆転のチャンスを作ります。するとここで打撃に好評がある松本(3・敦賀気比)が代打で起用されます。そして見事起用に応え、左翼手の頭上を越える適時2塁打を放ち、辻を本塁へ還し逆転をします。

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【写真:この日三安打二盗塁と大活躍の辻】

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【写真:代打の役割を果たす松本】

また七回表、西林(4・清教学園)が右線へ打ち返し、一気に二塁まで進むと、続く工藤が左前へ適時安打を放ち一点を追加します。

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【写真:この日二安打の西林】


さらに相手の失策も絡み、この回二点を追加します。迎えた最終回、先頭の工藤が中前安打で塁に出るとこの日二つ目の盗塁を決め、杉内(3・今治西)が犠打で三塁へ送り一気にチャンスを広げます。そしてこの日絶好調の辻が右翼方向へ適時打を放ち、五点目を追加し試合を決めました。

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【写真:リーグ戦初スタメンで三安打二盗塁とチームに貢献した工藤】

一方、投げる福島は初回以降点を取られる事なく、九回を終え被安打が5で見事完投し、スコアは5-1、今季二勝目を挙げました。投打が噛み合い、チーム一丸となって掴んだ勝利となりました。

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【写真:メンバーを鼓舞する応援】


<4月22日(日) 第三節 京都大学 二回戦>

連勝で勝ち点を奪取すべく先発マウンドを任されたのは溝田(3・履正社)でした。前回の関大戦の屈辱を晴らすべくマウンドに登板しました。一回表、二回表はランナーを許すものの無失点で切り抜けます。

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【写真:二回戦先発の溝田。前回の屈辱を晴らすことは出来なかった。】

しかし、三回表、四球で出塁を許すと、味方の失策も絡み、二死から二失点を喫してしまい本来のピッチングが出来ないまま降板となりました。五回表、溝田の後を継いだ村居(3・県岐阜商)、難波(3・PL学園)が京大打線を封じます。そして七回には村居が二度目のマウンドに上がると二塁まで進塁を許しますが、何とかピンチを切り抜けます。

一方反撃したい打線でしたが、四回裏に二死3塁、五回裏には二死1・3塁と好機を作り出すものの点に結びつけることが出来ず、七回までスコアボードには0が並び相手のペースが続きます。

そして八回表、村居が一死から安打を許しランナーをを背負うと、ここで悪い流れを断ち切るべく仲野(2・天理)がマウンドに上がります。しかし、適時右前安打を許し追加点を与えてしまいます。仲野は悔しくも、アウトを取ることが出来ず、その間一塁の守備についていた村居に再びマウンドを託します。


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【写真:仲野にマウンドを託す村居】

そして昨日完投勝利を収め、打撃好調の福島(孝)が一塁手として出場し、チームのムードが変わり始めました。

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【写真;一塁手として途中出場をする福島(孝)】

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【写真:三度目のマウンドに上がる村居】


そろそろ追加点が欲しい八回裏、先頭の辻が四球で出塁し相手投手の暴投の間に三塁まで進むと、福島が放った内野ゴロの間に一点を返します。

そして迎えた最終回、関大戦のサヨナラ逆転勝利の期待を背負って福原(4・今治西)が代打を言い渡され、見事起用に応え、中前に痛烈に打ち返し、さらに自らの足で二塁へ進みます。すると、杉内が中堅手の頭上を越える適時2塁打を放ち、福原を本塁へ還し、二点差とします。しかし、その後辻が死球で出塁し、望みをかけますが最後は四番前田の空振り三振で試合終了。

一度もリードすることが出来ず、終始京大に主導権を握られ2-4で敗北を喫しました。


<4月23日(月) 第三節 京都大学 三回戦>


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【写真:試合前のミーティングの様子】


決して負ける事は許されない三回戦。この日も先発マウンドに上がったのは福島(孝)。

一回表、二番杉内がいきなり右前安打を放ち、出塁すると、福原が続き、一死1・2塁、先制のチャンスを迎えます。そして前田の適時中前安打により、一点を先制します。

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【写真:先制打を放つ前田

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【写真:本塁へ一気に駆け込む杉内】


そして前田の盗塁により、なおも一死2・3塁のチャンスで、福島(孝)が適時右前安打を放ち、一点を追加します。更にチャンスは続き、今季初スタメンの森田(4・天理)の犠飛により、三塁走者前田が本塁に帰還、この回一挙三得点を挙げます。

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【写真:得点に盛り上がるスタンド】


さらに追加点を挙げたい同志社は、四回表にもチャンスを作ります。森田が四球により出塁すると、添田(4・桐光学園)の右前安打、足立の犠打で塁を進め、続く西林の四球により、一死満塁。追加点が期待される場面で、この日は一番の打順についた辻に打席が回ってくるも、スクイズ成功ならず、投飛併殺となり、大きなチャンスを逃します。


六回裏、福島(孝)が京大打線に捕まります。四球を許すと、続く打者に内野安打、中前安打を放たれ、一死満塁となり、二塁手の失策も絡み、一点を返されてしまいます。

九番打者の中前安打により、同点とされ、ここで一旦、福島(孝)は一塁につき、マウンドを村居に託します。しかし、代わった村居もいきなり四球を与えてしまい、相手の強打者に適時左前安打を浴び、この回一挙五失点を喫し、逆転を許してしまいます。

しかしここで終われない同志社は、八回表、 森田が右前安打で出塁すると、松本が左前に安打を放ち、一死1・2塁、反撃のチャンスを迎えると、一打同点の緊迫した場面での代打起用に応え、小川(航)(2・桐蔭学園)が右中間へ適時3 塁打を放ち、二点を追加し同点に追いつきます。

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【写真:代打で適時3塁打を放つ小川(航)】

なおも二死3塁とのチャンスが続く中、辻が適時左前安打を放ち、小川(航)が帰還、六点目を追加し試合を決め、6-5で試合終了。チームは今季4度目の逆転勝利で勝ち点を2に伸ばしました。

投げては福島(孝)が五点を失うも、10奪三振を奮う力投を魅せ、村居が今季初勝利を物にしました。

次戦の近大戦まで残り10日。もう一度目標に向かって気を入れ替えて万全の状態で挑みたいと思います。


次戦は、

第五節 

月5日(土・祝)1回戦 対近畿大学@ほっともっとフィールド神戸 10時半試合開始予定

月6日(日)2回戦 対近畿大学@ほっともっとフィールド神戸 13時試合開始予定


となっております。優勝する為には、必ず乗り越えなければならない大きな山場です。

皆様、お誘いあわせの上、熱いご声援の程、宜しくお願い致します。沢山のご来場をお待ちしております!


マネージャー 川岸さくら 松川桃子




2018年4月 9日

関大から4年越し悲願の勝ち点を挙げる!

4月7日(土)、2018年度春季リーグ戦が開幕しました。

わかさスタジアム京都で開会式が行われ、開幕戦を控えたメンバーが行進をしました。

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【写真:開会式の様子】


第一節、関西大学戦、激闘の3連戦を振り返りたいと思います。


<4月7日(土) 第一節 対関西大学戦 1回戦>

開幕投手は、エースで一番を背負う福島(4・大阪桐蔭)

二回裏、この回先頭打者の福原(4・今治西)が敵失により出塁すると、続く松本(3・敦賀気比)の犠打と越智(4・今治西)の内野ゴロで二死3塁とします。すると先発の福島が適時左安2塁打を放ち、先制をします。

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【写真:4年目の先発マウンドとなる福島】


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【写真:リーグ戦初出場でスタメンマスクを被る越智】


更に三回裏、先頭打者の辻(4・履正社)が右中間を突き破る2塁打を放つと、続く杉内(3・今治西)の内野ゴロで一死3塁とすると四川(2・履正社)の適時左安打で一点を追加します。

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【写真:リードオフマンの辻】

しかし、五回表、福島が関大打線に捕まり、3塁打を含む計四本の安打により一挙五点を返され、三点のリードを許してしまいます。

しかし、今年のチームはここで終わりませんでした。

八回表、一死1・2塁の場面で二番手の村居(3・県岐阜商)の後を継いだ栗田(1・済美)は相手強打者を中飛に抑え、リーグ戦デビューを飾ります。

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【写真:リーグ戦デビューを果たした一回生の栗田】


八回裏、二死から福原が左前安打を放つと、前の回から守備につくリーグ戦初出場の工藤(3・同志社国際)が右中間越えの適時3塁打を放ち、一点を返します。そして続く代打の添田(4・桐光学園)が適時中安打を放ち、さらに一点を追加し、一点差とします。

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【写真:リーグ戦初出場で適時打を打つ工藤】

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【写真:八回裏に帰塁した宮﨑を迎えるベンチ】


そして迎えた九回裏、代打の宮﨑(4・福知山成美)が四球で出塁し、辻が犠打で進めチャンスを広げると、杉内が内野安打で繋ぎます。するとこの日絶好調の四川が適時左線2塁打を放ち、ついに同点とします。

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【写真:この日絶好調の四川】

そして一死満塁から頼れる五番・福原が、サヨナラを決める犠打を放ち、見事逆転勝利を収めました。

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【写真:頼れる五番福原】

最終回、投げては仲野(2・天理)三人で抑え、勝ち投手となりリーグ戦二勝目を挙げました。

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【写真:二勝目を挙げた仲野】

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【写真:サヨナラ勝利で歓喜に沸くメンバー】


<4月8日(日) 第一節 対関西大学戦 2回戦>

昨日の激戦から一夜明け、この日先発のマウンドに上がったのは溝田(3・履正社)。

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【写真:故障から復帰した溝田】

初回いきなり先頭打者に安打を浴びると、続く二番打者に適時右線2塁打を許し、二者で先制をされてしまいます。ここでリズムが狂い、思うように制球が定まらず味方の失策も絡み、無念のマウンド降板を告げられます。さらに続いてマウンドに上がった難波(3・PL学園)も連続被安打で失点を許し、この回一挙五失点を喫します。

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【写真:二番手の難波】

しかし二回表、先頭の福原が左前安打で出塁すると、相手の連続敵失により一死満塁とすると辻の内野安打で一点を返します。その後も相手の守備の乱れに付け込み、杉内の左中間への適時2塁打などにより四点を追加し、すぐに逆転をします。

しかし、四回裏、継投した村居が一死23塁から六番打者に適時中安打を許し、二点を返されます。さらに六回裏、一死12塁から八番打者に適時中越2塁打を浴び、一点を追加され突き放されます。一方の打線は、二番手の新人投手を攻略する事が出来ず、幾度か逆転のチャンスはあったものの、二回以降追加点を挙げることが出来ず、そのまま試合終了。両者に失策が頻発したシーソーゲームを制することは出来ませんでした。



<4月9日(月) 第一節 対関西大学戦 3回戦>

昨季王者の関大から悲願の勝ち点を挙げるべく、挑んだこの試合。二回生の仲野が先発の重役を任されました

一回表に先頭打者に安打を許すと、二死3塁から四番打者の適時内野安打により先制されてしまいます。しかし、その後は安打を許すものの、守備にも助けられ、点を与えず、粘り強い投球で試合を作ります。

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【写真:好守で投手を助ける杉内】

七回表、一死3塁のピンチに登板した二番手の村居は、安定したピッチングで相手の上位打線を抑え、ピンチを免れます。

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【写真:三日連続の登板となった村居】

一方、奮闘する投手陣を助けたい打線ですが、思うように奮わず一点ビハインドのまま最終回を迎えます。

しかし九回裏にドラマが待っていました。不調であった四番・前田(4・福知山成美)、福原が連続安打で出塁しチャンスメイクをしますが続く打者が二者連続三振に倒れ、絶体絶命のピンチに直面します。

ここで打席に立ったのは前の回に代打で出場し三番手にマウンドに上がった福島。球場全体の注目を集める中、初球を振り抜いた打球は左中間を突き破る痛烈な2塁打となり、福原が帰還しまたもや劇的な逆転サヨナラ勝利となりました。

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【写真:最終回に二死1・2塁の場面で打席に立つ福島】

エースで主将の福島が自らのバットで試合を決め、13年秋以来、4年以上ぶりに関大から勝ち点を挙げることが出来ました。

主将がスローガンである「維新~俺がやる~」を体現させました。


3連戦を通して、下回生の頃からリーグ戦に出場し、経験を積んだ上回生とリーグ戦初出場の下回生が監督の起用に応え、勝ちを掴んだのはチーム全体にとって大きな成果となりました。


今年のチームは、ベンチもスタンドも向上心と勝ちへの執念を持った熱いチームです。試合では、気持ちを同じくして一人一人が主体となって戦いに挑んでいます。

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【写真:白熱したベンチ】


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【写真:全力で応援をするスタンド】


第一節、昨季王者から勝ち点を挙げあくまでもまだ頂点への一歩目を踏み出したばかりです。来週の京都大学戦に向けてもう一度全員で気持ちを引き締め、万全の状態で勝負に挑めるように練習に励んでいきたいと思います。


次戦は、

第三節 

4月21日(土)1回戦 対京都大学@皇子山球場 13時試合開始予定

4月22日(日)2回戦 対京都大学@皇子山球場 10時半試合開始予定

となっております。

あくまでも目指すところは「日本一」。必ず二連勝し、目標に結び付けたいと思います。どうか皆様お誘いあわせの上、是非球場へお越しいただき、温かいご声援の程、よろしくお願いいたします。


マネージャー 川岸さくら