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我慢比べを制し、2つ目の白星を掲げた! - 同志社大学硬式野球部ブログ

2018年10月30日

我慢比べを制し、2つ目の白星を掲げた!

おはようございます。

青々しい緑の木々が、ちらほらと色づき始め、長袖の上にもう一枚羽織りたくなるような季節となりました。朝夕の寒暖差が激しくなってきましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

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【写真:色づき始めた京田辺キャンパスの木々たち】

9月1日に開幕し、約二か月に渡って開催されました秋季リーグ戦も、先週の同立戦をもって終了し、四回生の方々も引退となりました。四回生の方々が残してくださったものはとても多いと感じています。スタンド中を巻き込み、勝利を後押しする「応援」、積極的なプレーで勝ちにこだわり続ける「執念」、これらはチームに起きた「維新」の産物ともいえ、世代を超えて同志社大学硬式野球部の精神の中に組み込まれていく大切なものではないでしょうか。


さて、前回の関西大学戦での惜敗を糧に、白星を挙げたい関西学院大学戦。チャレンジリーグ単独優勝に向け、負けられない戦いとなった一戦を振り返ります。

<10月28日(日)関西学院大学戦>

先発マウンドを任されたのは、チャレンジリーグでの三戦連続の登板により、強心を培ったエース都築(2・志学館)。ランナーを背負っても後続を断ち、ピンチを切り抜ける執念のピッチングを披露します。

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【写真:今季のチャレンジリーグ三戦連続の先発登板となった都築】

奮闘する都築を援護したい同志社打線は、なんとか得点圏にランナーを進めようとするも、リーグ戦登板経験もある相手投手の前に、快音を響かすことはできません。

両者拮抗の中、試合が動いたのは、六回表でした。二死1塁から、対関西大学戦で、本塁打を放った頼れる五番打者の片岡(2・國學院久我山)が、「都築が頑張っていたので自分の一打で援護したかった」と語る左線適時二塁打を放ち、待望の先制点を得ます。

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【写真:自らの一打で先制点を呼び寄せた片岡】

このまま、リードを守りたい同志社ですが、八回裏、ここまで冷静な投球で相手打線を封じ込めていた都築が相手チーム側の三者連続代打起用によっていきなり窮地に立たされます。この回先頭打者に中安打を放たれると、続く打者に犠打を決められ、一死2塁。悪い流れを止めきれず、九番打者に右前適時打を浴び、同点のホームを踏ませてしまいます。しかし、逆転のホームは許さず、後続をしっかりと打ち取り、味方の反撃を待ちます。

同点で迎えた最終回、何としてでも勝ち切りたい同志社打線が快音を響かせます。この回先頭打者の楫(2・土佐)が中安打を放ち、反撃の糸口を掴むと、続く橘髙(2・同志社国際)が、送りバントをしっかりと決め、一死2塁とチャンスを招きます。相部(2・橿原)の打球が二塁手の失策を誘い、一死1・3塁と追加点への絶好の機会を作ります。ここで打席が回ってきたのはプレー中、常に声をかけ続け、チームの士気を高めていた本間(2・敦賀気比)。緊迫した場面で本間が放った打球は、内野安打となり、その間に三塁走者が帰還、追加点を得ます。

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【写真:リードを奪う内野安打を放ち、勝利の女神を振り向かせた本間】

1点のリードを奪うと、尚も一死1・2塁のチャンスの場面で、この日主将を務めた山内(2・今治西)に打席が回ります。「都築が粘ってくれていたので数少ないチャンスをものにしようという気持ちの準備があり、思い切り振ることができた」と語る山内の右線適時三塁打により、更に二点の追加に成功し、勢いに乗ります。アウトカウントが変わった二死3塁から、この日二打点と五番打者の役割を果たし、勝負強さを発揮した片岡が、右翼手の手前に上手く落ちる適時打を放ち、一点を追加。この回一挙四得点と大きくリードを広げました。

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【写真:チャンスをものにし追加点となる長打を放った山内】

打線の援護を得た都築は、先頭打者に左中間を破る三塁打を浴び、二死3塁まで詰め寄られるものの、培った強心で、持ち直します。最後の打者をサードゴロに討ち取り、ゲームセット。

「点差が開かなかったので、我慢して投げ抜いた」と語る、都築の相手投手陣との我慢比べを制し、九回を僅か三安打で抑えたピッチングと、一つでも多く点を取ろうという勢いの中で奮起した打線により、白星を奪取することができました。試合中のベンチからの声掛けや、試合後の選手間のミーティングから伺える勝利への意欲を絶やさぬまま、次戦の近畿大学戦で、単独優勝へと望みを繋げられるよう精進して参りますので、皆様温かいご声援の程、宜しくお願い申し上げます。


次戦のチャレンジリーグは、

11月4日(日) 対近畿大学@立命館大学グラウンド(10時30分試合開始予定)
となっております。

熱いご声援の程、宜しくお願い申し上げます。


マネージャー 辻弥侑

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