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乱打戦を制し、凱歌を揚げる。 - 同志社大学硬式野球部ブログ

2018年6月12日

乱打戦を制し、凱歌を揚げる。


おはようございます。
本格的な梅雨の時期に入り、じめじめとした気候が続いておりますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

6月10日(日)関西学院大学グラウンドにて行われました、チャレンジリーグ対関西学院大学戦を振り返りたいと思います。曇天から時々雨が降り注ぐような天候でしたが、それを吹き飛ばすかのような選手たちの熱い戦いが繰り広げられました。

近畿大学戦での雪辱を晴らすために、なんとしてでも白星をあげたい同志社。先発マウンドを任されたのは、関西大学戦で力投を魅せ、相手打線を封じ込めて勝利に導いた頼れる男、石山(2・同志社)。1回表、一死から三塁手の失策により出塁を許すと、続く3番打者が左安打を放ち、一死1・2塁。中飛とワイルドピッチにより二死2・3塁から、四球を与え、二死満塁、先制点の危機を迎えます。しかし、次の打者をセカンドゴロに打ち取り、ピンチを切り抜けます。

1回裏、先制点をもぎとりたい同志社の先頭打者は、チャレンジリーグでリードオフマンの役割を忠実に果たしている相部(2・橿原)。中前安打を放ち、山内(2・今治西)の犠打で塁を進めますが、後続が続かず得点とはなりません。
2回表、一死から四球を与え、再びランナーを背負いますが、続く打者の放った鋭い打球を橘髙(2・同志社国際)がミットに収め、遊直併殺。簡単に相手に点を与えず、粘り強い投球を続けます。

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【写真:粘り強い投球を魅せた先発石山】

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【写真:好守備を魅せた橘髙】

その後、チャンスはあるものの両者得点を譲らず、なかなか試合が動きません。両者拮抗の中、試合の主導権を最初に握ったのは、同志社でした。5回裏、この回先頭打者の山本(颯)(2・修猷館)が、代打起用に応える中前安打を放ち、出塁すると、続く橘髙のレフト方向への打球を三塁手が弾き、無死1・2塁、先制点のチャンスを迎えます。すると、山内が放った打球を一塁手が悪送球し、その間に橘髙がホームに生還、1点の先制に成功します。

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【写真:代打起用に応え、両者拮抗の流れを変えた山本(颯)】

これまで好投を続けてきた石山が7回表、相手打線に捕まります。先頭打者に死球を与えると、一死2塁から二者連続安打を許し、一失点、試合は振り出しに戻ります。ここで石山に代わり、マウンドに上がったのは中嶋(2・倉吉東)。先頭打者に死球を与え、一死満塁といきなりピンチを背負います。さらにバッテリーが乱れる間に、1点を追加され逆転を許します。また、三塁手の失策により、この回一挙3失点を喫し、悪い流れを断ち切ることができません。それでもなんとか後続を締め、打線の援護を待ちます。

7回裏、投手陣の援護をしたい同志社打線は、止まることを知らないかのように快音を響かせ続けます。この回から代打起用の楫(2・土佐)が放った打球がレフトフェンス近くまで大きく伸び、左越二塁打を放つと、橘髙が中安打で続き、さらに相手の失策の間に、二塁走者の楫がホームに生還、1点差まで詰め寄ります。すると、相部の犠打により一死3塁、そこから怒涛の追い上げを見せます。山内、鎌倉(2・聖光学院)、城下(1・天理)、櫛間(2・八幡商)、片岡(2・國學院久我山)の五者連続安打により、2点の追加点を挙げ、4対3と逆転に成功します。一度奮起した打線は止まることを知らず、一死満塁から山下(樹)(2・高松商)の死球により、押し出しで1点を追加すると、橘髙の適時左安打により、更に2点を追加、8対3とし、関西学院大学を大きく突き放します。

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【写真:快音打線の火付け役を果たす左越二塁打を放った楫】

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【写真:逆転の中安適時打を放った城下】

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【写真:盛り上がるベンチ】

このまま逃げ切りたい同志社でしたが、8回表、二死無塁から1番打者が右安打を放ち、追加点のランナーを背負うと、続く打者も中安二塁打を放ち、二死2・3塁。さらに、3番打者に適時左中二塁打を浴び、二点を追加され、8対5と3点差まで追いつかれますが、中嶋の踏ん張りでそれ以上の点数は相手に与えず、8対5のまま試合終了。12安打の猛攻で乱打戦を制し、見事3つ目の白星を飾ることとなりました。

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【写真:3点差まで追いつかれるも踏んばりをみせた中嶋】

選手たちにとってこの一戦は、チャレンジリーグ優勝への階段を駆け上がる、大きな自信へと繋がったのではないでしょうか。
先週の近畿大学戦、今回の関西学院大学戦と、2回に渡り、関西学院大学のグラウンドで試合させていただいたことに感謝の気持ちを忘れず、次回の舞台となる豊中ローズ球場でも白熱した試合が出来るよう、戦って参る所存にございます。

次戦のチャレンジリーグは、
6月29日(金)対立命館大学 於:豊中ローズ球場 13時試合開始予定
となっております。

5月20日に同志社グラウンドにて行われましたチャレンジリーグ初戦から一か月。はやくも、最後となる一戦は、立命館大学との伝統の一戦です。チャレンジリーグ優勝へ向け、なんとしてでも勝ち抜きたい一戦となっておりますので、温かいご声援の程、宜しくお願いいたします。


マネージャー 辻 弥侑

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