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「球道即人道」 - 同志社大学硬式野球部ブログ

2014年4月15日

「球道即人道」

こんにちは。

 昨日、同志社大学学生支援センター主催の新入生特別歓迎会として、硬式野球部の宮本慎也OB(元東京ヤクルトスワローズ)が、今出川校地の寒梅館ハーディーホールにて講演をしてくださいました。そのタイトルは「球道即人道」。野球で歩む道は人の道そのものだという意味です。

講演の中で頻繁に出てきた言葉の一つに、「目配り気配り」がありました。PL学園高校時代の寮生活では、正直首をかしげたくなるほどの厳しいルールの中に身を置いていた宮本OBですが、プロ野球界では、それらのおかげか、細かな目配り気配りが自然と身についたそうです。(ただし、片岡篤史OBや立浪和義さんの振る舞いには圧倒されたそうです...)しかし、そのような立ち居振る舞いのできる方々は、人望も兼ね備えているのだそうです。もう一つ、「言い訳をしない」こいう言葉も非常に印象的でした。何かを言い訳にして日々を過ごしている人は、自分の立ち位置を認識することなく、自己の底上げにはつながらないとのことです。そこで、宮本OBが取り組んだことは、「でも」という言葉を使わないようにしたことでした。こうして一度、自分を見つめ直し、失敗を認めて反省することで、後の失敗を防ぎ、何度も立ち上がって「強い人」となっていくことに徹したそうです。

以上のことは、プレーの際いざというときに、出てくるものだと強調しておられました。これらは、当の本人にしか感じることのできないことであり、良いことも悪いことも、やってみなくては実感することはできません。しかし、こうして偉大な先輩の経験談を糧に、これからの野球に取り組むことができる特権を、私たち現役野球部が活かさないわけにはいかないと、強く感じました。講演後、話に刺激された選手も多数いたようで、これからシーズン半ばに入るチームにどのような変化が起こるか、楽しみにしたいと思います。最後に、貴重な講演をしてくださった宮本慎也OB、本当にありがとうございました。

マネージャー 井上果純

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