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'20秋季リーグ戦閉幕と4回生引退のご報告。 - 同志社大学硬式野球部ブログ

2020年10月28日

'20秋季リーグ戦閉幕と4回生引退のご報告。

ちらほらと木々が色づき始めましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
あたりまえの日々がいかにありがたいことだったか実感させられたこの一年。泣いても笑っても四川組最後の出陣となった一戦を振り返りたいと思います。

〈10月24日(土)第7節 立命館大学 1回戦〉
聖地での開催となった伝統の1戦。四回表に先制を許すも、激しい接戦の中、五回裏に主将四川(4・履正社)の一打で同点。試合を振り出しに戻すと、八回裏に4番小西(幸)(2・天理)の逆転タイムリーで勝ち越しに成功!凌ぎ合いとなった一戦目は同志社に軍配があがりました!

伝統の一戦、先発マウンドを任されたのは、全試合1戦目登板となった髙橋(恭)。
聖地でも、頼れるエースはひるむことなくリズムを作り上げ、3回まで無失点の好投を続けます。

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【写真:チームトップの防御率を誇ったエース髙橋(恭)】

四回表、この回先頭打者に安打を許すと、二死1・2塁から八番打者に左適時打を放たれ、先制を許します。

反撃に出たい同志社打線は、五回裏。塚本(1・智辯学園)が放った、センター方向への当たりが二塁打となり、得点のチャンスを迎えます。続く本間(4.敦賀気比)が送りバントを決め、一死3塁。髙橋(恭)が、左安打を放ち、塚本がホームインを試みるも相手の好守に阻まれ、ここでは得点とはなりません。チャンスは尚も続き、先頭打者の小川(晃)(4・龍谷大平安)が、右線二塁打を放ち、二死2・3塁とします。ここで打席が回ってきたのは、主将四川(4・履正社)。チームの期待を背負い、ワンボールツーストライクから捉えた打球は、ライト方向へとぬける右適時打となり同点に追いつきます!!


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【写真:同点打を放った四川】

エース対決となった後半戦は、両者譲らぬ試合展開に。なかなか得点への糸口を掴むことができません。
試合が動いたのは、八回裏。二死満塁から四番打者の小西(幸)が左線適時打を放ち、逆転に成功!!
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【写真:逆転タイムリーを放った小西(幸)】

1点リードのまま迎えた最終回。リリーフとして登板した髙橋(佑)(2・豊田西)が、最速148㎞を叩き出した速球でリードを守り切り、2対1で勝利を掴み取りました!

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【写真:最速148kmの速球を叩き出した髙橋(佑)】


〈10月25日(日)第7節 立命館大学 2回戦〉

伝統の一戦に相応しい激しい接戦をモノにした1回戦。その勢いを背に、勝利を掴みたいところでしたが、先制を許し、初回に二失点。さらに1点を重ねられ、3点を追いかける形となった後半戦。七回表に代打片岡(4.國學院久我山)の中前適時打で1点を返すも、3対1で試合終了。最終戦は、悔しい黒星を喫すことになりました。

二戦目の先発は、東山(2・丸亀)。ストライク先行の緩急をつけたピッチングで強力打線に挑みますが、先頭打者に、中安打を放たれ出塁を許します。一死2・3塁から、五番打者に右線適時打を浴び、2人がホームに生還。手痛い二失点を喫するも、切り替え、後続をたちます。

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【写真:先発を任された東山】

二回裏、東山にかわりマウンドに上がった西村(3・今治西)の立ち上がりは三者凡退。
打者のタイミングを上手く外し、このまま好調かと思われましたが、三回裏。三番打者にセンター方向への本塁打を浴び、一失点を喫します。

なんとか反撃の狼煙を挙げたい同志社打線ですが、相手投手の好投に阻まれ、なかなか奮起できません。

3点を追いかける展開が続く中、同志社にチャンスが回ってきたのは、七回表。
この回先頭打者の鎌倉(4・聖光学院)が、サードへの内野安打で出塁、続く代打の栗林(4・大阪桐蔭)が冷静にボールを見極め、四球で続きます。アウトカウントが変わり、二死1・2塁から代打が告げられ、コールされたのは、片岡(4・國學院久我山)。甲子園という聖地にたつために、必死でアピールし続けてきた男の注目の打席は、初球を見事に振り抜き、センター方向へ。中前適時打となり、二塁走者の鎌倉がホームイン。一点を返します!

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【写真:代打でタイムリーを決めた片岡】

投手陣は、髙橋(佑)(2・豊田西)、仲野(4・天理)、都築(4・志学館)と紅いダイナマイト打線を封じ込める見事な継投リレーで得点を許しません。

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【写真:冷静なピッチングを魅せた仲野】

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【写真:4回生の魂をのせた熱いピッチングを魅せた都築】

しかし、序盤の失点が響き、反撃成功とはならず。1対3で試合終了。伝統の一戦は、一勝一敗で幕を閉じました。

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【写真:整列の様子】


この同立戦をもちまして、4回生は引退となり、令和2年度秋季リーグ戦の全日程が終了いたしました。今季は4勝6敗、4位という結果となりました。

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【写真:硬式野球部四回生と同志社大學應援團四回生】

ライブ配信など新たな試みもありましたが、様々な制限の中開催されたこのリーグ戦では、どれだけ多くの方々に支えられて開催できたかをより実感させられました。

あたりまえだと思っていた日常が変わった自粛期間。思うようにいかない日々も続き、選手たちも我慢の日々だったと思います。しかし、それを乗り越え、苦しみの先にある輝く未来を信じて、チーム一丸となって戦い続けた四川組。『下剋上〜悔いを残すな名を残せ〜』のスローガンの下に、杉内組から受け継いだ縦横の繋がりを強化し、悔いを残さないように、そして同志社の名を刻めるようにと、必死で駆け抜けた一年。
後輩達の目にはどのように映っていたのかはわかりませんが、この四回生の姿が、少しでも未来への礎となっていれば幸いです。

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【写真:試合前の円陣の様子】

そして、色々な制限の中、リーグ戦に足をお運びいただき、応援してくださり、ライブ配信やネット速報などで、遠方からも応援してくださった保護者の皆様、多方面から硬式野球部をバックアップしてくださったOBOGの皆様、熱い拍手で選手を鼓舞する応援をしてくださった四回生の同志社大學應援團の皆様、制限がある中リーグ戦への出場を許可していただき、応援してくださった学校関係者の皆様、同志社大学硬式野球部を支えてくださった全ての方々にこの場をお借りして心よりお礼申し上げます。

新星硬式野球部となる後輩達へ、今後とも温かいご声援の程、よろしくお願いいたします。


四回生マネージャー 辻弥侑



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