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チーム一丸となって掴み取った大金星。 - 同志社大学硬式野球部ブログ

2018年6月30日

チーム一丸となって掴み取った大金星。


こんばんは。
じめじめとした梅雨の時期から、太陽が大きく顔を出す夏の暑さが近づいてきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、5月20日に初戦(対京都大学戦)を白星でスタートした春季チャレンジリーグ。約1ヶ月に渡り繰り広げられた若武者たちの戦いもいよいよ最終戦となりました。最終戦は伝統の一戦、対立命館大学戦。6月29日(金)13時より豊中ローズ球場にて行われました。では、その試合をを振り返ります。

白星をなんとしてでも掴み取りたい同志社は、先攻を選択します。その選択が功を奏したのか、初回いきなり先制点のチャンスを迎えます。先頭を切ったのは、チャレンジリーグでの活躍により、リードオフマンとしての地位を着実に築き上げてきた相部(2・橿原)。外角低めの直球を見事に捌き、左安打で出塁すると、続く山内(2・今治西)のファーストゴロにより、一死2塁とチャンスを広げます。しかし、小川(晃)(2・龍谷大平安)が攻めのスイングを魅せたものの三振に倒れ、二死と追い込まれます。ここで打順が回ってきたのは、指名打者の城下(1・天理)。高めに浮いた球を大きく弾き返し中安打、その間に俊足の相部が、二塁から一気にホームまで走り抜けます。チャンスをものにし、先制点を掴み取ります。

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【写真:指名打者の起用に応えた城下】

投げては、チャレンジリーグで抜群の勝負強さを磨き上げた、先発石山(2・同志社)。注目の立ち上がりでしたが、先頭打者に四球を与えてしまいます。そこから中々制球が定まらず、3つの四球と暴投により、1点を返され、同点に追いつかれます。

追加点がほしい両チームだが、打線が繋がらず得点とはなりません。そんな中、試合が動いたのは、四回表でした。この回先頭打者の鎌倉(2・聖光学院)が、二打席連続で左安打を放つと、栗林(2・大阪桐蔭)が右安打で続き、無死1・3塁。追加点に向けて絶好のチャンスを迎えます。山下(樹)(2・高松商)が左越適時二塁打を放ち、勝ち越しのホームを踏みます。
尚も、無死2・3塁から高尾(2・今治西)の適時右安打により、更に2点を追加、4対1とリードを広げます。一塁手の失策により、橘高(2・同志社国際)が出塁し、無死1・3塁、まだチャンスは続きます。良い流れは止まることを知らず、橘高が盗塁に成功、相部が四球を選び、無死満塁とします。山内の犠飛により、三塁走者の高尾が生還、この回一挙4得点の猛攻で、5対1とします。

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【写真:今試合5打席3安打の活躍を魅せた鎌倉】

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【写真:勝ち越しの左越二塁打を放った山下(樹)】

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【写真:リードを広げた高尾】

打線の援護をもらった石山は、勝利に向けて力投を続けます。しかし、五回裏、先頭打者に右線二塁打を許し、続く打者をファーストゴロに討ち取るも、一死3塁から三番打者に左安適時打を放たれ、1点を返されます。更に、七回裏、一死から二番打者に内野安打を許すも、次の打者をセカンドゴロとし、二死まで追い込みます。しかし、四番打者に左方向に大きくぬける左越二塁打を放たれ、追加点のピンチを背負います。味方の失策と、バッテリーの乱れる間に2点を追加され、5対4と1点差に迫られます。

1点差に迫られ、反撃をしたい同志社打線が奮い立ったのは、八回表でした。橘高の鋭く放った打球が、遊撃手のグラブをかすめ、中安打となり、先頭を切ると、相部の犠打により、一死2塁とします。山内の左越適時二塁打により、橘高がホームに帰還、効果的な追加点を挙げることに成功します。尚も一死2塁から、小川(晃)が左越適時三塁打を放ち、更に1点追加し、7対4と3点のリードを広げ、またも主導権を握ります。

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【写真:ここ一番の勝負強さを見せた山内】

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【写真:二本の長打を放った小川(晃)】

そのまま迎えた最終回、この回先頭打者の栗林、山下(樹)、山内の3安打と、小川(晃)の左中適時二塁打により、更に4点を追加し、11対4と7点もの大きなリードを奪い、残すところ一イニングを先発石山にゲームの行く末を託します。周りの期待に応えた気迫のあるピッチングで、見事三者凡退に抑え、そのまま試合終了。
154球を一人で投げ抜いた石山の完投勝利と、17安打の猛攻で大金星を掴み取り、4勝1敗、立命館大学と近畿大学との同率1位という素晴らしい結果で2018春季チャレンジリーグの幕が閉じることとなりました。

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【写真:チャレンジリーグ2度目の完投勝利を飾った石山】

チャレンジリーグの初戦を迎えてからの約1ヶ月、リーグ戦で同志社を背負って活躍する先輩方の姿を追いかけ、勝ちにこだわり、チーム一丸となって戦ってきた選手達。最終戦では、ベンチから声を掛け合い、がむしゃらにダイヤモンドを駆け抜ける姿に胸を打たれるものがありました。この調子で、秋季チャレンジリーグこそ単独優勝を狙えるよう、精進して練習に励んでいきたいと思います。

最後になりましたが、平日にも関わらず、球場まで足をお運びいただき、選手に熱い声援を送っていただいた皆様、本当にありがとうございました。

弊部は本日より1週間の休暇に入りますが、心身ともに充実した休暇とし、休暇後は、気を引き締め直し、夏の厳しい練習を乗り越え、秋季リーグ優勝への糧となるように精進して参る所存でございます。
今後とも、温かいご声援の程、よろしくお願い申し上げます。


マネージャ― 辻弥侑

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