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ご報告と御礼 - 同志社大学硬式野球部ブログ

2012年10月23日

ご報告と御礼

こんにちは。

昨日の同立戦をもって、4回生は引退となりました。同立戦の結果は、1勝2敗で春に続いて立命館大学から勝ち点を上げることはできませんでした。

順位も、二季連続5位という不本意な成績に終わり、雪辱を果たすことはできませんでした。ですが、今年のチームは主力が若手ばかりだったので、この悔しさをバネに新チームでは、優勝、神宮出場を果たしてくれると確信しています。

昨年の11月より、「全員野球」というスローガンのもと、新チームが発足しました。今までの主力メンバーが引退し、中心となる選手がいない新チームが勝つ為には、一人ひとりの力ではなく、全員の力を一つにする必要がありました。だからこそ、常に全体での行動を心がける為に、練習方法も一掃して取り組んでいきました。

その中で迎えた2月は、春のリーグ戦に向けて、愛媛の愛南町にて野球漬けの毎日を送りました。例年以上に充実したキャンプを過ごし、まさに全員で野球に集中して練習に取り組むことが出来ました。

そして春季リーグ戦が開幕し、初戦の関西学院大学、京都大学に連続で勝ち点を挙げ、良いスタートを切ったように思われました。しかし、関西大学に勝ち点を落としてからは、それまでの勢いがなくなり、近畿大学にも連敗。最終節ではライバルの立命館大学に優勝を決められ、5季連続のリーグ優勝も果たせず、5位という結果で春季リーグを終えることとなりました。10季ぶりの5位という試練は私たちに重くのしかかりました。3位以下という順位を味わったことがなかった選手たちが、この現実を受け止めることは、並大抵のことではありませんでした。しかし、ミーティングを重ね、自分たちは何が出来ていなかったのかなど、勝つことが出来なかった原因を洗い出し、秋季リーグまでにその課題を克服することに徹しました。

そして迎えた秋季リーグ戦、春同様混戦が必至でした。初戦から春に勝ち点を落としている近畿大学とぶつかりました。しかし春から課題としていたあと一本が出ず、2連敗を喫し、いきなり崖っぷちに立たされました。その中で迎えた京都大学戦。試合は均衡した展開となり、引き分けを挟んで3戦目でようやく決着、秋季初の勝ち点を挙げました。迎えた絶対に負けられない関西大学戦。初戦は延長戦サヨナラ勝ちを収めるも、二戦目で最終回に逆転されサヨナラ負けとなり、この節も三戦目までもつれ込む戦いとなりました。そして三戦目、死力を尽くすもあと一歩及ばず勝ち点を落とし、自力優勝が消滅。優勝への望みを繋げるために何としても勝ち点を上げておきたい関西学院大学戦でしたが、初戦は完封負け、二戦目は大きく突き放され、二連敗で終わり、春・秋を通じて目の前で優勝を決められる屈辱を味わうことになりました。春の雪辱を誓って臨んだリーグ戦でしたが、結果は振るわず5位でシーズンを終わりました。

思い起こせば、私たちの学年は、先輩方に引っ張って頂いて貴重な経験をさせて頂いてばかりきました。敗れはしましたが、1回生の秋は立命館大学との優勝決定の大一番。4回生の先輩方が一試合一試合にかける思いの大きさに、ただただ圧倒されていました。そして2回生。藤井主将のもと、13季ぶりの優勝、37年ぶりの全日本大学野球選手権大会出場を果たしました。全日本では全国で勝つことの喜びと、全国の大きな壁を感じました。しかし、全日本に出場したことで、「大学野球日本一」が夢ではなく、目標に変わり、絶対にまた神宮に戻って来ることを誓いました。 そして秋、2連覇を果たすも代表決定戦で敗れ、神宮大会出場はなりませんでした。その時の4回生が言っていた「来年は、春も秋も神宮に出ることが出来るチームになれ。」という言葉は、残された部員の胸に深く焼きつきました。3回生になった春、ベストナインが一人もいない状態でのリーグ優勝、3連覇。全員で力を合わせれば、目立つ選手が一人もいなくても優勝できるということが分かったリーグ戦でした。 そして秋、優勝決定戦までもつれ込んだ立命館大学戦で勝ち、戦後初の4連覇の偉業を達成することができました。どれもこれも全て先輩方がいたからこそできた、素晴らしい経験でした。

そんな先輩方がいなくなり、私たちが最高学年になった時は、もう一度挑戦者として前へ進んでいくことが必要でした。結果として、先輩方のように優勝を果たすことはできませんでしたが、最後に私たちが目標としていた「全員野球」は体現できたのではないかと思っております。もちろん悔いもたくさんあります。秋の関西大学戦、あと一歩のところで勝てなかったこと、5連覇・6連覇ができなかったこと、このチームでもう一度神宮に帰ることが出来なかったこと、先輩たちでも叶わなかった代表決定戦で勝つこと、大学野球日本一。そして何よりこのチームで小玉監督を胴上げしたかったです。数え上げれば切りがありません。ですが、私たちが成し遂げることが出来なかったことは、後輩たちが必ずや達成してくれることでしょう。私たち4回生は、頼もしい後輩たちに囲まれて、助けられることばかりだったような気がします。4回生に怖気ることなくプレーする姿勢、精神力の強さ、私たちが苦しんでいる時、彼らの活躍に何度助けられたことでしょう。今季の同志社大学硬式野球部は、後輩たち無しには語れません。後輩たちにも感謝の気持ちでいっぱいです。そんな後輩たちの活躍が今から楽しみで仕方ありません。

最後になりましたが、4年間指導して頂いた小玉監督、辻コーチ、藤村コーチ、松原コーチ、選手のコンディションを整え、選手が最高のパフォーマンスをできるように支えて下さった、野尻トレーナー、裏からサポートして頂いた岡田部長、太田副部長、宝田副部長、いつもご面倒ばかりかけて、申し訳ありませんでした。心より、感謝申し上げます。

また、松村OB会長をはじめとするOB会の皆様、私たちが野球に集中できる環境を整えて下さりありがとうございました。

幹部がミーティングを行う際、的確なアドバイスを下さった、横山先生、松野先生、来田先生、ありがとうございました。

試合に合わせて早朝からお弁当も用意して下さった、山口ご夫妻、寮に住んでいる選手をフォローして下さった、田中ご夫妻、4年間大変お世話になりました。

いつも声を嗄らして応援して下さった應援團の皆様、毎試合球場に足を運んで、素晴らしい記事を書いて下さった、アトムの皆様、皆様のおかげで、選手はいつも以上の力を出すことが出来ていたと思います。これからも硬式野球部を宜しくお願い致します。

また、愛媛キャンプでは、早朝練習の送迎など、突然の要望にも応えて頂き、素晴らしい環境でキャンプを行うことができました。2月にはまた後輩たちがお世話になりますが、宜しくお願い致します。ホテルサンパール、愛南町の皆様、本当にありがとうございました。

そして、直接球場へ足を運んで応援して頂いたり、ブログや試合詳細をチェックして頂いたり、いつも誰よりも私たちを応援して下さった、保護者の皆様、本当にありがとうございました。頼りない私たちをいつも見守って下さって、感謝の気持ちでいっぱいです。私たちが4年間真剣に野球に打ち込むことが出来たのも、保護者の皆様のサポートがあったからこそでした。直接お話しする機会は少なかったですが、年に一度の保護者会で、皆様とお話できることは、私たちにとってもとても楽しく、貴重な時間でした。

最後に、同志社大学硬式野球部を応援して下さった全国のファンの皆様、私たちに関わって下さった全ての方々に感謝申し上げます。

後輩たちは、すでに来季に向かって動き始めました。来年の春、後輩たちから優勝の報告が来ることを楽しみに待っていたいと思います。最後まで長々と失礼致しました。これからも同志社大学硬式野球部を宜しくお願い致します。

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4回生マネージャー 井上あすか、河原朱里

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